iOSエンジニア女子の日常

ほぼ未経験からエンジニアとして働いている成長記録やおもしろいと思ったこと色々書いていこうとおもいます

草間彌生美術館展示会レポート

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行ってきました。
「さあ、今、我が人生の最大の出発にきた」の企画展示中でした。

期間は2018/04/01~08/31までです
幼少期から幻覚を描きとめるドローイングを一日数十枚も制作してきた草間彌生。本展では草間彌生の創作活動の出発点となる1950年代に故郷の松本で描いたドローイング、水彩作品を前期、後期わけて40点展示。
現在最も力を入れて制作している最新の絵画シリーズ「我が永遠の魂」や、金策ミラールームも合わせ、草間彌生の原点と今日に至って「さあ、今我が人生の最大の出発にきた」と語る作家のとどまるところを知らず旺盛な制作の足跡をご紹介します。

美術館についてみると
入り口から水玉・・・・外観オシャレ

チラシはこれ

裏はこ

入場するには気をつける点があります。
公式サイトより

日時指定の予約・定員制です。当日券はございません。
毎月1日に翌々月のチケット予約を開始いたします。ご購入後の日時変更、払い戻しはできません

旅行中の外国人の方々が当日やってきて入りたいんだけど、と来ていたけどこのルールを知らなかったらしくあえなく帰宅(帰ホテル?)されていた。
行く場合は気をつけて下さい
作品が展示してある2Fと3Fは撮影禁止ほかは撮影OKでした。

2F

階段がちょっと狭くて登りづらい。上に上がる場合は階段下に下る場合はエレベータを使うルールなんだって
早速二階へ上がってみると45~50cmくらいの中サイズの絵が20種類位並んでいた。
草間彌生ってつぶつぶのイメージなんだけど、初期の頃はつぶつぶ要素がなかったということがわかる。だんだん部屋の奥に行くに連れてちょっとずつつぶつぶ要素が増えていく。
1952年〜1953年の絵がほとんどだった
草間彌生は1957年に渡米して前衛芸術家としての地位を確立したらしいけど、ちょうど有名になり始めた頃の絵が飾られているのかしら・・・?
F5の草間彌生年表によると

1929年 誕生
1945年 全信州美術展覧会に初入選
1952年 松本市で初個展
1954年 東京で初個展
1957年 渡米、シアトルで初個展
1958年 ニューヨークに移る

松本市で初個展~東京で初個展を開催した時期の作品ってことか
個展を開けるほど有名になるまで7年なのか・・予想以上に長いんだなびっくり。
ちなみに全信州美術展覧会に初入選してるのは草間さんが16歳の時らしい。
それから七年書き続けてようやく名が知れ渡るようになったのね

3F

3Fにあがると、自分の身長を超える2m×2mの絵が16個、所狭しと並べられていた。でかい・・迫力がある・・。
公式パンフより中の様子を引用

例えば目のモチーフを描く時だったら自分だったら下地の色を塗って目を書くと思うんだけど、草間彌生は目のモチーフを外側から形を書いていっている。この書き方だと目の形が崩れるし、均等に書けないのにどうしてこの書き方を選んだのだろう・・・?
絵にするとこんな感じ。筆の軌跡を見るのも面白い。

昔アクリル・キャンパスを使って絵を描いたことがあるんだけど、筆に含ませる水の量を間違えると絵の具ってすぐガッサガサになるのになってないのはなんでなんだろうとか、2m×2mのキャンパスって自分の体よりデカイから描きにくいと思うんだけどどこから書いているんだろうとかを考えた。
こんな大きいキャンパスに描いてたら自分だったら途中で飽きちゃうなー、これを数百枚描いてる精神力はすごい。

4F

ここからは撮影OKポイントになる。
ここの展示は6名づつくらいで分けて入場するようになってる。
部屋の中は真っ暗・・?何が見えるんだろう。

展示室の中に入ると光り始めるかぼちゃ達

おわーマジックミラー効果で上も下も無限かぼちゃが光ってた
インスタ映えするね
事前情報なにも調べてなかったからぞわっとした
ステキ

5F

資料室と外の展示室になってる
こういう壁一面に年表があったり、草間彌生の関連書籍があった。
若い時の草間彌生の写真見てると美女だなって思う。攻殻機動隊の少佐に似てる写真があった。

ハプニングと称される過激なパフォーマンスを実行し、1960年代には「前衛の女王」の異名をとった。

この時の写真も本の中にのってて、おおー草間彌生体めっちゃきれいやん・・と思った
結構脱ぎがちだなぁ

外に出るとデーンってかぼちゃがいた。
福岡市美術館とちがって、タイルかぼちゃだ

ここのスペースは休憩スペースにもなっててベンチがある。
青空とかぼちゃ

ちなみにこのタイルかぼちゃ、タイルを拡大して撮影するとこんな感じ。
きれいに並んでいます。こういう複雑な立体にタイルはめ込むのってむずかしいよね・・・

1Fお土産コーナ

かぼちゃ柄の釜口財布が可愛かった。
ハンカチや今回の展示の本が売られていた。

ここで買い物をすると、水玉模様の透明なバックをもらえる(かわいい)
レシートまで草間彌生美術館仕様になってて水玉になってたのはさすがにわらった。

雑感

「さあ、今我が人生の最大の出発にきた」と語る草間彌生って今89歳なんだよね・・?89歳でこれを言えるってすごくない・・・?
草間彌生からすると25歳の私ってものすごく時間があって羨ましいとおもうだろうなぁと思った。色々新しい環境になって、ヒーヒー言って大きい出発だったなぁと思ってたけど、大した出発ではなかったのでは・・?
89歳で今我が人生の最大の出発にきた!とか言ってみたい。
いくつになっても挑戦は出来るし、挑戦する心を忘れないようにしたいな